国境を超えたウクライナ人  音楽とワインは国や民族の架け橋になる サマータイム

アロマデザイン浜松

2022年07月18日 21:33

オリガ・ホメンコ著の「国境を超えたウクライナ人」を読みました。

我々日本人は島国で海に囲まれているので川を境に自治体が変わることはあっても同じに日本
ウクライナの地図は19世紀まで他国がつくった領土図が使われていたそうです
南に黒海があるとはいえ、ロシア、ベラルーシ、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、モルドバの7か国と隣接し
歴史上、国境は危険なものと認識されているのだと思う

この本には先の見えない波乱の時代の中で専門知識を生かして国境を超えて異郷の地で活躍した18世紀から20世紀の9人のウクライナ人のことが中心に書かれている。

浜松市図書館で借りれますので、よかったら! 
ウエストゴートコーヒーの飲むコーヒーゼリーやみつきになりそう。




9人の話以外にちょっとした身近に感じられる情報も掲載してあります。
例えば浜松でもよく演奏されたり歌われたりするジョージ・ガーシュインのサマータイムの原曲がウクライナの子守歌
一昨日の音楽のあるワイン会では構成上出番はなかったが、次回以降演奏曲として考えてみたい。

また私が所属するアカエゾマツ精油の研究団体の蒸留所は弟子屈町にあるので、最初に弟子屈を訪れる前にいろいろ調べていて昭和の大横綱が、弟子屈出身(生まれは樺太)と知ってはいた。
この本を読んで、父親がウクライナ人だと知った。

この本の後半に、キエフは右岸から左岸へと町が発展したとある。
もし関心持ってもらえる人がいましたら地図で確かめてくださると嬉しいです。
(私はワイン検定の講師を務めていますが、川の流れる方向に向かって左右が決まるので
北から南に流れる川では左右が逆転する)


さて、この本はウクライナ人が書いているのになぜキエフと書いているのかと思っていたら
ほぼ最後にグルジアをジョージアと呼ぶようになったのなら、キエフをキーィウと呼ぶように変えれないか考えたらどうかいみじくもロシアのウクライナ侵攻後、日本でもキーィウと呼ばれるようになったのはいいことなのかなと思いました。


ちなみにこの本はロシアのウクライナ侵攻までの2022年2月5日初版が発行されています。


SDGsの目標10 は「人や国の不平等をなくそう」
ロシアのウクライナ侵攻で国内外に大勢の難民が生まれており悲しいことだと思う。

人夫々考え方は違うので、支援の方法は違ってよいと思う

寄付する人、ウクライナ製品を購入・使用する人、仕事や住まい、教育を提供する人



今日は鰻 とスパークリングワインCavaで疲れを癒す
このCava880円にしては泡もきれいし十分満足








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